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2022.10.14
小学校に入る頃に生えてくる永久歯の中で一番大きく、噛む力が最も強い第一大臼歯(6歳頃に生えてくるので、6歳臼歯ともいいます)が生えてきます。
この第一大臼歯は非常にむし歯になりやすく、生え始めにむし歯になりやすい歯でもあります。
6歳臼歯(第一大臼歯)は、口の中の大黒柱。「噛み合わせの鍵」と言われるように歯並びや噛み合わせの基本となるので、『歯の王様』と呼ばれています。
永久歯の中で硬い物もしっかり噛むことができ、一番よく噛む歯なので大切にして頂きたいです。
この歯は、完全に生えるまでに時間がかかるので、生え始めの時期にとてもむし歯になりやすいです。
噛む面の溝が深くて複雑な為、食べカスが溜まりやすい。
・完全に生えるまで噛まないので、食べ物が溜まったままになりやすい。
・年齢的にも遊び友達も増えて、家族の知らない時間も増えてきて、行動や食べ物の管理が行き届かない。
・自分の思い通りにしたい時期。家族に歯磨きを手伝ってもらうのを嫌がる。
そのため、歯の清掃が不十分になりやすいのです。
この歯の王様を守るために、フッ素を塗って歯の質を丈夫にしたり、噛む面が完全に出てきたら予防のための詰め物で埋める(シーラント)など、
形態的にむし歯にならないようにすることもできます。
また、生え始めの歯は背が低くて歯ブラシが当たらないので、横から入れて磨くと届きます。
歯の交換期(生え変わり時期)にある子どものお口の中は、とても複雑で子どもの歯磨きでは行き届かないところもあります。
ですから、子どもが歯磨きした後に親御さんが仕上げ磨きをしてして頂きたいです。
仕上げ磨きの時間は親子にとっても楽しいコミュニケーションの時間になります。
仕上げ磨きは、少なくとも小学校3、4年生頃まで続けてして頂きたいと思います。
フッ素は年に2回以上塗布すると効果が出ますので是非メンテナンスにお越しください😌
(衛生士 S)