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2024.09.25
一般的にフロスを使うと、歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間の汚れが取れるため、
虫歯や歯周病の予防に効果がある、と考えがちです
実際、歯ブラシだけでは汚れは約60%しか除去できないと言われているため、
フロスによる予防効果の大きさに少し誤解や思い込みがあるように感じます
でも、
「フロスを使っているのに虫歯になった」
「フロスを使っているのに歯と歯の間に汚れが残ってる」
という経験ありませんか?
これは、ただ歯間にフロスを通しただけではキチンと汚れを除去できていないからなんです
フロスは歯間に通すだけでは使い方は不十分です
歯間部にフロスを通した後、両隣在歯に付着しているプラークを掻き取るように動かす必要があります
そのため、現実的にはこうした使い方を忙しい日常の中で継続することはなかなか難しいと思います
十分な予防効果を得にくいのはそのためだと思います
つまり、
フロスを使えば歯間部のプラークを除去できる
ではありません
実際、フロスを適切に使用していた人は2割程度だった、という報告もあります
その人その人によって年齢や生活のリズム、スキルなど、日常生活での適切な使用法を考えて、
キチンと使えるものを選択して継続することが大切です
正しい使い方ができるよう指導を受けてみませんか?
(衛生士 T)