虫歯治療・歯周病・予防歯科・小児歯科・インプラント・入れ歯・矯正歯科・顕微鏡歯科治療
ご予約・お問い合わせ
TEL 076-276-8428
2023.05.27
歯周病菌は唾液を介して感染するので、親子間や夫婦間で感染します。
感染経路としては・・・
・家族や恋人とのキス
・食器等を一緒に使う
・料理の共有
・家族や友人と飲み物を回し飲み
・ふーふーしてから子供に食べさせる
大事なペットとのスキンシップも要注意です。
飼っている犬の口からも家族と同じ歯周病菌が検出されたという報告もあります。
感染したら気づけるのでしょうか。
風邪の菌が体内に入った直後は気づかないと思います。
後から発熱や喉の痛みなど発症して初めて気づくように、
歯周病菌も感染した時はわからないのです。
ですが、歯周病菌は感染してもすぐに発症するわけではありません。
発症するリスクが高くなる要因として・・・
・口腔内の不衛生
→菌数が多いと歯周病の発症に繋がる
・喫煙
→タバコに含まれるニコチンがプラークを付きやすくするのと体の免疫力を下げる
・補綴物の不適合
→すき間や段差にプラークが残りやすく歯周病やむし歯になりやすい
・歯列不正
→歯並びが悪いと歯周病の発症と進行に繋がりやすい
・糖尿病
→歯周病も悪化させる恐ろしい病気です
・女性ホルモン
→ホルモンバランスが変わる事で体調を崩しやすくなり、歯周病菌が住みやすい環境になりやすい
・ストレス
→身体の免疫力が下がることで歯周病の発症、進行に繋がる
などがあります。
大事なことはなるべく感染させないことと発症しにくい環境を作ることです。
まずはお口の中を清潔にしておくことです。
毎日の歯磨きはもちろんですが、歯周病になっていないかどうか検診することも大切です。
ぜひ、来院していただき歯周病検査、クリーニングをして歯周病予防をしていきましょう🪥
(衛生士 S)
2021.09.16
歯周病のことについては、以前ブログに書きましたが....
全身の病気との関係についてもう少し詳しく書こうと思います🍀
歯周病はお口の中だけにとどまらず、全身の病気の発症や悪化の原因の一つになります。
歯周病になると....
歯茎が赤くなる、出血する、腫れる、痛みが出るなど歯周組織に炎症が起こります。
その炎症が持続的に起こると、全身に影響していきます。
歯周病になるということは、手のひら大の炎症を治さないまま生活しているようなものです。
中程度歯周病(歯周ポケット5~6㎜)の場合
炎症を起こしている歯肉の総面積は、手のひら大くらいになります。
歯周病は慢性疾患なので、治療しないままいると言うことは、
手のひら大の炎症を放置して日々過ごしていると言うことになります。
歯肉には毛細血管がはりめぐらされていて、全身の血管に繋がっています。
歯肉が炎症を起こすと、多くの種類の炎症物質がたくさん作られます。
これらの炎症物質は血糖値を下げるインスリンの働きを悪くする他、早産やアルツハイマーに関係したり、
肥満の促進、動脈硬化を引き起こしたりする働きがあります。
最近では歯周病と大腸がん、食道がん、すい臓がんの関わりについてもわかってきています。
こう言う事を聞くと、少し怖くなるかもしれませんが....
歯周病の治療や予防によって、病気のリスクが減ることがわかっているので過度に心配しなくてもよいでしょう。
歯周病を治すことで血糖値が改善されると言うことも報告されています。
身体の健康の為にも、歯周病対策をしませんか?
※歯肉の炎症が一時的なら細菌の侵入も少ないので、体の抵抗力で抑え込むことができます。
なので、歯磨きの時に傷ついた....などでは菌が入り込む心配はありません。
(衛生士 K)